女子的目線から好きなものを綴っているだけ。


by kozuenoyu
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悩みのコトバ

仕事のハナシ。

先日、状態が悪化した患者さんに個室に移っていただくことになりました。
ご家族が最期を付き添いたいとのこと。
その患者さんは、自分の病状は知らされておらず、意識もはっきりしていました。

「お部屋、個室に移りますね。」とワタシが声をかけると、患者さんは「なんで?」と。


ワタシが看護師3年目の頃、同じような状況がありました。

状態の悪化した患者さん。
ナースステーション近くの部屋に移っていただくことになりました。

患者さんにお部屋を移っていただく旨を話したところ、患者さんは「俺は行きたくない。」と。
どうしてかと問うと、「あそこの部屋は死ぬ部屋だろ。」と。

ワタシは、そんなことはないと言いつつも良い返事が出来ずにいると、先輩が一言。

「あの部屋は、元気になる人のための部屋なんですよ。」

その一言で、患者さんはお部屋を移ることを了承してくださいました。
そして、ワタシもホットしつつ、先輩の一言にすごく心を打たれました。

状態が悪くなったから、ナースの目のとどき易い部屋。
個室で、ご家族と最期を迎えていただく。

コレもとても大切なことなのだが、自分の病状を知らない、ましてや意識のはっきりされている患者さんには、いろいろな思いを掻き立ててしまう。
そんな時、患者さんの気持ちを受け止めつつ安心する一言。
虚言にならないかと、心ぐるしい気持ちもあるが、これってすごく重要なことだなと。


先日の同じ状況のとき、この先輩の言葉を思い出し引用させていただきました。
やはり、心苦しい気持ちはありましたが、患者さんの少しでもの安心と、ご家族との最期の時を穏やかに過ごしていただきたいと思います。

少しは、憧れの先輩に近づけているだろうか…。
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by kozuenoyu | 2008-09-29 11:05 | MEDICAL